5408 中山製鋼所ってどんな会社なん? 銘柄分析#3

どうも大根人参です

 

 

今回は2月のツキイチで発表した銘柄、5408 中山製鋼所いきます

 

 

では早速新高値ブレイク投資法の意識する3つのポイントに沿って調査していきます

 


事業内容は鉄鋼製品の製造・販売です。

 

メインが鉄鋼98%、続いて鋳機エンジニアリング、不動産事業があります。

 

 

鉄鋼のポイント

高炉と電炉に製造方法が分かれていて、製品の違いはほどんど無いのだそう。

 

電炉はスクラップを溶かしてつくるリサイクルの鉄というイメージ

 

紙でいうところの再生紙でしょうか

 

また、高炉では高付加価値の鋼材がつくれるそうで、自動車業界にはこちらの鉄を供給しているそうです。

 

 



2/10時点での株価が1007円。来季EPSから算出した来季の目標株価が2108円。

 

目標株価と上値余地はかなり雑です笑 後ほど訂正しますね

 

PERが5.5です。鉄鋼は一桁台の企業が多いので平均くらいでしょう。

 

PEGレシオが0.1です。ちょっとあてにならない感じがします。

 

チャート

2022/8月の決算からのかわいい上昇トレンド。

 

絶好の買い場は11月頭と1月か。

 

後から見るとなんとでも言えますが笑

 

そして、繰り返される上方修正

 

・利益はどれだけあるのか(収益性)

通期業績

 

四半期決算

注目すべきは、売り上げの伸びより利益の伸びが大きいというところでしょうか。

 

四半期では売り上げが下がっているけど、利益が伸びていますね

 

出典:株探

        チャートリスト

 

 

・それはいつまで続くのか(持続性)

次に持続性について。

 

市場規模はは国内、世界共にほぼ横ばい

 

次に同業他社との比較

IRに回答いただいた競合と意識している、東京製鐵、日本製鉄と比べるととても強いことが見て取れますね。

 

東京製鐵の売上

3Qまでの生産が

 

2078トン→2369トン と増加しています

 

単価は95.2千円→114.3千円 と20%の値上げ

 

 

続いて中山製鉄

 

 

こちらは生産量が8%減で

 

単価はなんと47%増

 

価格転嫁でガッチリマンデーでした

 

減産理由は国内減産は自動車業界へ供給できないためと中国ロックダウンの影響だそうです。

 

しかし、輸出はもともと少ないようですね。中国向けはどのくらい回復するのかチェックが必要です。

 

 

鉄鋼業界で大事なのがメタルスプレッドってやつです

 

材料の仕入れと販売価格の差ですね

 

最近は原材料が安く手に入り、高く製品が売れるので営業利益が跳ね上がっているわけですね。

 

2021年2Qと比較して粗利は3.8%も伸びておりました。

 

それでこれいつまで続くの?って話なのですが

IRに工場の生産状況を聞いたところ、

 

 

電炉はフル稼働で、高炉は7割程度

 

中国のロックダウンの影響と、自動車業界の影響で高炉はあんまりですね

 

中国は春節後に回復するそうですが、自動車の生産台数ってまだまだ回復に時間がかかりそうですよね・・・

 

 

・それはどれほど確かなのか(確実性)

 

売上の半数の高炉工場がフル稼働したとして

 

70%→100%になったら

 

売上は15%ほど乗せることができるが、いつになるかわからない

 

他に売り上げを上げるにはメタルスプレッドをさらに広げるか・・

 

3Qでは粗利がさらに広がり15.5%となりました。

 

2Qが14.8%なので+0.7

 

これってそろそろ天井っぽくね?

 

目標株価は1200円くらいか!笑

 

本決算は跨ぐのは結構キケンな匂いがプンプンしてきました。

 

 

以上となります。

 

コメント欄にみなさんの考えをいただき意見交換ができるとうれしいです。

 

このブログでは個別銘柄を取り上げておりますが、売買を推奨したりする意図はございませんので悪しからず